次に屋上は、日常生活ではあまり目にする機会がない所ですが、雨漏りしないように防水モルタルやアスファルトなどで防水層が設けられています。屋上は真夏には表面温度が摂氏70〜80度にもなり、真冬には零下に下がるなど気象の激しい変化にさらされます。
防水層は、夏は高い熱を受けて膨張し、冬は寒さで逆に縮みます。この膨張・収縮が繰り返されることによってシワやふくれができてきますが、これが続くとひび割れが生じてきます。
なかにはそのひび割れ部分に草が生えその根によって更にひび割れが大きくなったりします。そしてそれが漏水の原因となってきます。このように丈夫で長持ちするといわれる鉄筋コンクリートでも築年数の経過により各所の劣化により強度が低下します。
上記の理由によりマンションを丈夫で長持ちさせるためには、定期的な点検や修繕が
早期発見・早期治療の役割を果たし、皆様の財産の保全に繋がる大きな意味合いをも
つものです。
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